「日本人は世界一座っている時間が長い」
ということをご存じですか?
椅子やソファーに座ることも増え、床に座って正座をすることも減りましたね
イスやソファーに座ると姿勢が崩れやすく、骨盤が後ろに倒れ背中が丸まっている姿勢が長時間続いてしまいます。
そうなると立っている姿勢も崩れ、腰痛や肩こりの原因にもなり血流の流れも悪くなり、身体がむくんだりストレスも溜まりやすくなってしまいます。
まずは自分の姿勢をチェック!
①骨盤が後ろに倒れていないか
②猫背になっていないか
③頭と顎が前に出ていないか
この3点をチェックしてみてください!
基本的にはこの3点のどれかが当てはまると他の2つも当てはまりやすいです
この姿勢だと体勢的には楽ではありますが、身体に負担のかかる姿勢になります
また、骨盤が後ろに倒れた状態で長時間座り続けると【座骨神経痛】を発症する可能性もあります!
なぜ姿勢が悪くなってしまうのか?
「腹筋が弱くなっている」ことが一番の原因です。
よく「背筋が弱いから背中が丸くなるんだ」と言われたり、聞いたことがありますよね?
これは間違ってはいないのですが、背筋が弱くなることは少ないです。
背筋と腹筋は「抗重力筋」といって、人間が地球に対して垂直にいられるように維持するために必要な筋肉です。
背筋は後ろ側、腹筋は前側を担当しています。このバランスがいいと真っすぐきれいな姿勢を保つことができます。
このバランスが崩れると姿勢が崩れるということになります。
最初に話した「腹筋が弱くなっている」というのはどういうことかというと…
前側の腹筋が弱くなると腹筋によって支えられていた内臓や肋骨が前に落ちていってしまいます。そうすると人間の部位で一番重たい「頭」も一緒に落ちてきてしまい、より体が前に傾いていきます。
1つの部位が弱くなったり、機能しなくなってしまうと人間のカラダは一気に連鎖反応でバランスが崩れていきます。
この連鎖は座っている時もそうですが、立っている時や歩いたり走ったりしている時も同じ現象が起きます。
では「背筋が弱くなることが少ない」とはどういうことかというと
人間のカラダは背骨を中心に考えると、前側に頭・肋骨・内臓などがあり背面には筋肉しかありません。 基本的には前側に重いものが多くついているので前に傾きやすい構造になっています。
背筋は前に行かないように後ろから引張る役割がありますが、腹筋が弱くなり身体が前に傾いてしまうと背中の筋肉だけでは支えきれなくなります。なので背筋が弱いわけではなく「腹筋が弱くなっている」ということになります。
どうやって改善・予防するのか?
では何をしたら姿勢が良くなるのでしょうか?
先ほどの話の流れからいくと「腹筋」を鍛えればいいということになります。
ただ腹筋を鍛えたらいいというわけではありません!姿勢を意識しながら腹筋を鍛えます
右手で左膝を押します それを10秒キープを6回行います。
「ニープッシュ」
右手で左膝を押します それを10秒キープを6回行います。
ポイントは腰が浮かないようにすることです。腰が浮くということは腰が反っているということです。
背骨が真っすぐの状態で腹筋に力を入れることで立った時や座ったときに背骨が丸くならないようにする効果があります。
座ったまま骨盤と背中を丸めます
目線は下を向き、首も丸めるようにします
骨盤を立たせながら、お腹を伸ばすようにして体を起こします
この時に、腰を反らないように注意します
ポイントはお腹の力は抜かないようにします
「背骨曲げ伸ばし」
背骨と骨盤を動かすことで、腹筋を動かしつつ姿勢をキレイにする
意識はずっと腹筋に向けることが大事で、腰主導の動きになってしまうと腹筋が使われず逆効果になります!
まとめ
座り方ひとつでもカラダは良いようにも悪いようにも変化します
特に座っている時間が長い人にとってはかなり重要視しなければいけません、少し意識するだけでも姿勢を変えると印象もグッとよくなります。
人間は視覚からの情報が80%と言われるくらいですから、姿勢が良くなるだけでも周りの人から「姿勢良くなった?」と言われやすくなります。
電車の中や病院などの待合室など、生活を見直してみると座っている時間はちょこちょことありますので、この内容を思い出して是非実践してみてください!
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